あおぞら通信

2015年2月

2015年2月の記事一覧です。

一言コラム⑤「水痘ワクチンの必要性」

2015年02月18日

水痘(みずぼうそう)のワクチンの定期接種が昨年10月より始まりました。

基本的に対象は3歳未満のお子さんですが、今年3月までの暫定措置として5歳未満のお子さんで

①水痘罹患歴がない

②水痘ワクチン接種歴のない お子さんは公費で接種することができます。

水痘は、以前は水痘に罹患しているお子さんがいる家庭にわざとかかりに行く時代もありました。

これは小さいころに罹患した方が軽いという、ワクチンがない時代の方々の知恵であったわけですが、ワクチンの開発された現在では全くおすすめできません。

一般的にはあまり知られていないことですが、水痘は日本でも年間数人の死者がいます。

私自身も、ある疾患で治療中のお子さんが、水痘に罹患したことで脳内出血を起こし、数週間生死の境をさまよったのを診たことがあります。

ただブツブツと瘢痕を残すだけの病気と思ったら大間違いです。

水痘ワクチンは自己負担の接種ですと8000円前後かかります。

せっかくの国の措置ですので、対象となっている方は早めの接種をおすすめいたします。

 

院長 立元千帆sun

一言コラム④「解熱鎮痛剤」は悪か?

2015年02月18日

解熱鎮痛剤の使い方については保護者よりよく質問を受けます。しかし、医療者でも意見が分かれるところですので正解はありません。私自身が診療の中でご説明させていただいていることを述べたいと思います。

解熱剤を使うことで感冒が長引くことがあることはよく知られています。しかし私自身は、お子さんが高熱で機嫌が悪く、夜も眠れない状況でも絶対に解熱鎮痛剤を使わないでくださいということはありません。たとえ、感冒が1日のびたとしても本人がつらくなく過ごせるほうがよいという考え方もあるからです。また、体温が何度以上だと必ず解熱鎮痛剤を使ってくださいというものでもありません。お子さんの解熱鎮痛剤は、あくまでも一時的に熱を少しだけ下げてあげたり、痛みを和らげたりしてあげるだけのお薬です。感冒を治すものではありません。なので私は、それほど高熱ではなくても、不機嫌で眠れないときなどは使用してもよいと思いますし、高熱でも比較的機嫌は良く睡眠がとれる状況であれば使用しなくてもよいと考えています。現在お子さんに使える解熱鎮痛剤は法律で規制されており、強いものは使うことができません。そのため、必要以上に怖がる必要はないと考えます。


院長 立元千帆sun